HONDA: 2007年12月アーカイブ

autosport.comに「Aguri must wait on 2008 plans」という記事が掲載されました。
そしてその訳がF1通信に掲載されました。

その内容は、ダニエル・オーデット氏がautosport.comに語るSAF1の状況についてでした。

その内容は、SAF1が活動費用についてSS Unitedとファン・デル・ガルデの問題により4000万ドルにも及ぶ損害を受けたこと、そしてカスタマーカーという政治的問題の影響に言及したものでした。

オーデットによれば、2008年早々にカスタマーカー問題が解決した後、スポンサーとパートナーとの契約にこぎつけ、その上でドライバーラインアップを発表したい、とのことでした。
(ということは、少なくともドライバーラインアップの発表が年内、ということはなくなったわけですね。)

カスタマーカー問題が良い方向に向かってくれること、強く、強く願っています。

 


スーパーアグリは多くの困難を克服してF1におけるチャンピオンシップ・ポイント獲得チームになっており、彼らの前に現在立ちはだかっている障害を取り除くことに熱心であっても意外ではない。

2006年シーズン前の数ヶ月間でF1チームをゼロから立ち上げたスーパーアグリは、昨シーズンに数ポイントを獲得してコンストラクターズ・チャンピオンシップでは9位となり、多くを驚かせた。

しかしその期待と、日本のホンダ本社での最近の役員会により支援継続が決定されたにもかかわらず、チームは財政難に陥っており、カスタマー・マシンの将来に対する不確実性のため、2008年の開幕を前に多くの仕事が残されている。

しかしマネージング・ディレクターのダニエレ・オーデットは将来について自信を持っており、カスタマー・マシンに関する調停が来年早々に解決されれば、チームはスポンサーを迎えてアンソニー・デビッドソンと佐藤琢磨というドライバー・ラインアップを最終決定できる予定である。

オーデットは "autosport.com" に、チームは困難に直面しているが、ホンダと日本のファンによる支援は大いに士気を高めてくれると語った。

「スーパーアグリが存在している理由を常に思い出す必要がある。我々は、ホンダの支援と貢献と指揮があったからこそ存在しているのだ。彼らとは密接に協力しており2週間前ホンダ・フェスティバルのために日本に行ったが、スーパーアグリと琢磨に対する盛大な応援を目の当たりにした。」

「ブリヂストン、マスコミ、スポンサー、そして最も重要なことにファンが応援してくれた。素晴らしいことだ」

「しかしそうは言っても、我々にはまだふたつの問題がある。ひとつ目は、今年4,000万ドル(45億3,320万円*)の損失を出したことだ。3,000万ドル(33億9,990万円*)はSSユナイテッドのスポンサーシップ、1,000万ドル(11億3,330万円*)はギエド・ファン・デル・ガルデのスポンサーである。これは大きな問題であり、インディアナポリス以降、我々はコストと開発を抑えなければならなかった」

「ふたつ目は来年のことだ。F1は不確実であり(カスタマー・マシンの)調停は否定的な影響があるので、将来が決まっていない」

スーパーアグリとスクーデリア・トロ・ロッソは、F1におけるカスタマー・マシン使用に関してスパイカー(現フォース・インディア)が行っている調停の中心にいる。

この件に関する裁定は来年早々に予定されており、オーデットはこの件が解決しない限り、チームが2008年の計画を進展させる見込みはほとんどないと認めている。

「亜久里は複数のスポンサーと交渉しているが、F1おける現在の状況に関する問題はあまり助けにはなっていない」

「調停ではこちらに有利な裁定が下されると期待している。政治的問題なので、わたしがスポンサーなら、関与する前に調停が解決されるのを待つだろう」

「しかし鈴木亜久里は熱心に働いており、スポンサーと新しいパートナーがスーパーアグリに加わるという自信がある」

「一方で、できるだけ最高の方法で来シーズンの準備をしなければならない。バルセロナとヘレスでは新タイヤと新しいMES(標準ECU)を試したし、1月にもテストを予定している」

「そのあと、スポンサーとパートナー、そしてドライバーであるアンソニーと琢磨の発表を行いたい」

スーパーアグリは暫定マシンで来シーズンをスタートし、ヨーロッパ・シーズンの開幕から2008年ホンダの「カスタマー・マシン」で戦う予定である。

トラック外での問題が残っているものの、オーデットはチームがF1に全力で取り込むことを保証している。

「我々のチームは小規模で資金も多くないが、本当の闘志を持っている。プロに徹したスタッフばかりだ」

「大きなチームではないことがアドバンテージになることもある。複雑な官僚制度がないので、素早く行動することができる。小規模というメリットは、高額の予算がないことを埋め合わせることもある」

「経験を積んだので来年はもっと前向きに、もっと強くなるだろう」

先日のヘレステストにおいてホンダでテスト走行を果たしたルカ・フィリッピ。

持参金16億円を持ち込めるといった報道もありSAF1のセカンドシートに収まるのでは?との噂が絶えなかったフィリッピですが、GP2チームのARTグランプリは本日12/17、フィリッピが来年もGP2で戦うことを発表。

ARTグランプリのプレス発表:Filippi signs for ART and aims for GP2 crown

 

これで、SAF1のペイドライバー有力候補のフィリッピが脱落。
SAF1のドライバー選択肢もこれでまた一つ狭まることになりましたね。
今年中に発表されるのでしょうか?フィリッピ脱落は、SAF1がペイドライバーに頼らずとも闘っていけるだけの大口スポンサー契約にこぎつけた、と考えても良いのでしょうか?(期待しすぎ???)

今日になって、「ホンダがSAF1への支援を打ち切るのではないか?」という趣旨の報道があちこちで出ていますね。
ただ、何れもソースは一個所のようで、「ドイツの報道」とあります。

F1通信スーパーアグリの運命はホンダが握る

先日のヘレステストでは「ホンダがテストする」とされていた3人のGP2ドライバーをSAF1枠で走らせたり (これはマイレージ制限に余裕のあるSAF1を活用しようというホンダの方針でしょう)、 そもそもRA108をSA07-5BとしてSAF1に使わせたり、という報道で周囲をヤキモキさせているホンダですが、 そんな行動とウラハラに本当に支援を打ち切る可能性があるのでしょうか?

同誌は、ホンダは2007年サテライトチームの請求書の「半額以上」を支払っていると主張しており、 伝えられるところによると、今週日本本社の上層部がこの状況を話しあうという。

ホンダの和田代表は先日、「来年もSAF1をサポートし続ける」と発言されていたわけですが、 一方でサポートを打切るべきという主張を持った人もホンダの首脳陣の中にいるのは間違いのないところなのでしょう。ニック・ フライはおそらくその後者側の立場にいると思われますが、ロス・ブラウンは果たして?

とにもかくにも、元はと言えばSAF1の資金難が話の根底にあるわけで、 カスタマーカー問題が解決しないが故にスポンサーが付きにくい状況にあるということも言われ続けているのは、まさに事実でしょう。 とは言いながらも、これほどまでに日本企業がスポンサーとして名乗りを上げない状況は、 亜久里代表として想定外だったこともまた事実でしょう。

ただ、一つSAF1サイドに苦言を呈すなら、スポンサーに対してどのような見返りをSAF1として提供できるのか、 今一度考えて欲しい、ということがあります。ただ単に車体にロゴを掲載する、それだけで日本のスポンサーが本当に満足するでしょうか? そもそもグランプリのTV放映はフジテレビだけ、それも深夜、実際に放映されてもSA07はなかなかブラウン管に映らない、こんな状況下で、 車体ロゴだけでポンと金を出す日本企業が少ないのもまた頷けたりするわけです。

現に、過去スポンサーを務めてくれた日本企業、ANAやアデランスなどの企業がSAF1のスポンサーを務めてくれた中で、 彼ら企業がどの程度の利益を得たのでしょうか?もちろん営利企業ですから、 企業レベルまたは製品サービスレベルでの認知度向上を狙うのは当然のことです。そのために、彼らが日本市場でSAF1を使ったCM・ 広告を打ったりイベントを開催した、という事実は多分ないと思います。(裏を取っているわけではないので単に憶測のレベルですが、 たぶん事実でしょう。)

もう一つ、個人サポーターということで一人辺り1万円でSA07のエンドプレートに名前を入れてくれる制度をSAF1が打ち立てた、 ということにも触れておきたいと思います。私はその個人サポーターの一人でしたが、これによって得られた見返りは、 エンドプレートに印字されるイメージのPDFだけでした(毎戦少しずつ違っていたのでその都度PDFが提供されました)。
たったの1万円ですから、大きな見返りを得られるとは元より思っていません。ですが、せめて、 エンドプレートに自分の名前が書かれている実物(マシンの姿が理想ですが、せめてエンドプレートの状態でも)が見たかった。 PDFなんか見せられても、正直、「それで?」と思うだけでした。

繰り返しますが、1万円で見返りを期待する方が悪いかもしれません。でも、何千万も何億も出資してくれるスポンサー企業に対しても、 SAF1が似たような対応をしていたと仮にするとどうでしょうか?特に、 参戦1年目の2006年は電通が間に入ってスポンサー獲得活動をしていたと聞きますが、その電通は2年目の今年、外れているとも聞きます。 もう少し、SAF1(エー・カンパニー?)の自助努力ではなく、その道のスペシャリストのサポートを仰ぐことを考えても良いのではないか? と個人的に思います。

ウチの会社がスポンサーしてくれれば言うこと無いんですがね・・・
もう少し業績が右肩上がりになってくるまで待って下さい!!亜久里さん。

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