HONDA: 2008年5月アーカイブ

www.topnews.jp:F1 : GP2勝者コンウェイ、HONDAでF1進出を狙う

F1シートへの復帰を切望している琢磨とアンソニー。この二人のドライバーが最優先で考えるのはホンダ(HRF1)の正ドライバーシートであろうことは間違いありません。

一方で、ホンダのテストドライバーでありGP2で活躍中のマイク・コンウェイ。彼もまた、ホンダF1のシート争いに名乗りを挙げました(冒頭記事)。コンウェイは先日のモナコGP・GP2・レース2においてポール・トゥ・ウィンで圧勝。まだまだGP2で実績と経験をこれからも重ねていった上でF1に何れステップアップしてくるべき若き逸材の彼ですが、最近のF1ドライバーシート争いの報道に業を煮やしてか、自らのアピールをし始めた格好と言えます。

最後に、本稿の記事を握るバリチェロについて。トルコGPで最多出場257戦を決めたバリチェロですが、本人曰く、300戦出場を目指すんだそうです。ただ、目指すのなら出場回数でなくて入賞回数とかポディウム回数とか、そういう所を目指してほしいものです。でないと、「出場し続けることだけが目的」と周りから言われかねませんからね。

まぁ、久方ぶりにモナコGPではポイントゲットしたバリチェロですから、この後のGPでの走りっぷりに注目すると致しましょう。相変わらずピリっとしないようであれば、早々に琢磨起用を検討しても良いのでは?ホンダさん。コンウェイについては、何れバトンがホンダを離れた時の後釜となるよう、まだしばらくGP2で修業を重ねていただくという事で。

えっ!アンソニー?
触れるの忘れてました。(-_-;)
彼は・・・2008年からホンダのテストドライバー(ブルツは引退)ってな事で如何でしょうか。

「バリチェロ6位。今季初のポイント獲得」 5月25日・日曜日(決勝レース) 天候:雨のちくもり 気温:19~22度

 第6戦モナコGP決勝レースは雨から晴れ、ウェットからドライ路面へと変わる、難しい展開となった。その中で、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは6位入賞。自身、今季初のポイント獲得となった。バトンは11位完走だった。

Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開:
 決勝当日は、朝から雨。時おり強い降りとなり、午前中のサポートレースはセイフティカー先導で始まったほどだ。しかしその後、雨はほぼ止んで、路面は徐々に乾き始めた。

 午後2時の時点で、路面はウェット。一時は日が射していたモナコ上空も、再び雲に覆われ、スタート直前には雨が降り出した。ほとんどのマシンは、浅溝のスタンダードウェットタイヤを装着している。ギアボックスを交換したD・クルサード(レッドブル)が5番降格のペナルティを受け、バトン11番手、バリチェロ14番手にグリッドが繰り上がった。

 オープニングラップ開始の際、2列目のH・コバライネン(マクラーレン)がグリッドから発進できず、ピットスタートとなった。1周目、バトンはニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)とプールコーナー出口で接触し、フロントウィングを破損。緊急ピットインで、最後尾に落ちる。雨は激しさを増している。

 8周目までにF・アロンソ(ルノー)、L・ハミルトン(マクラーレン)、T・グロック(トヨタ)などが、次々にガードレールに接触。D・クルサードとS・ブルデ(トロロッソ)の8周目に起きたクラッシュではセイフティカーが初めて導入される。序盤10周目で、バリチェロは9番手まで順位を上げた。

 15周目辺りから雨が止み、浅溝タイヤのマシンがペースを上げる。17周目の時点で、バリチェロは入賞圏内の8番手。バトンは14番手を走っている。

 折り返し点の39周目。バリチェロは7番手、バトンは11番手まで上がった。バリチェロはその後も、最速タイムを連発する。50周目には、6番手にポジションアップ。54周でピットインし、オプションタイヤとなるスーパーソフトタイヤを履き、8番手でコースに復帰した。

 61周目。N・ロズベルグ(ウィリアムズ)がプールコーナーでクラッシュし、セイフティカーが導入される。67周目にレース再開。しかし残り時間は、あと11分しかない。そして再開直後、4番手を走っていたA・スーティル(フォース・インディア)にK・ライコネン(フェラーリ)が追突。2台とも緊急ピットインに向かい、バリチェロは6番手に。そのままチェッカーを受け、自身今季初のポイント獲得を果たした。一方、1周目のクラッシュでクルマにダメージを受けたバトンは、定まらない天候の下、リタイア6台、セイフティカー導入も重なる中、11位完走を果たした。

■ジェンソン・バトン 11位
Q.期待していた雨のサバイバルレースだったが、結果についてどう思うか?
A.今日のレースの結果には、本当にがっかりだ。スタートが悪く、1コーナーのインをつかれて2つほどポジションを落とした。ヘアピンでルーベンスを、トンネルからシケインのところでウェバーをかわした。スイミング・プールのところで、コーナーを過ぎていくハイドフェルドと並んだ。コーナー出口で、インをつくスペースがあると思ったが、十分ではなく、ノーズがハイドフェルドのリアに接触してしまった。フロントウイングが破損して、バージボードにダメージを受けた。残念ながら、1周目にして僕のレースは厳しい展開を強いられた。レース終盤では、コバライネンに後ろから接触され、シケインのところでリアにダメージを負ってスピンした。めちゃくちゃなレースだった。マシンにはポイントを獲得できるだけのペースがあっただけに、残念だ。一方で、ルーベンスがいい走りをし、ポイントを取り、明るい話題をもたらした。彼におめでとうと言いたい。

■ルーベンス・バリチェロ 6位
Q.おめでとう!モナコで、再びポイントを獲得し、最高の気分では?
A.今日再びポイントを獲得できて本当にいい気分だ。自分自身にとっても、チームにとっても喜ばしいことだ。いいレースだった。序盤でしばらくトゥルーリにひっかかってしまったのは残念だが、それ以外はこれ以上ない出来だった。

Q.チームと自分自身に対し、今、どれだけ期待しているか?
A.久しぶりにポイントを獲得し、悪い流れが断ち切れてうれしい。だが、希望を失ったことはない。僕らにはポイントを取るだけの力がある。これが、僕らの力強いパフォーマンスを発揮していく幕開けだと思う。これに浮かれず、ひたすらプッシュしていきたい。

■ロス・ブロウン Honda Racing F1 Team チームプリンシパル
Q.悲喜こもごものレースだったが、ルーベンスが3ポイントを獲得でき、良い一歩を踏み出せたのでは?
A.今日のレースでは色々なハプニングがあり、マシンも次々とリタイアしていった。そんな中でルーベンスはすばらしい走りをし、あらゆるトラブルをうまくかわし、しっかりとしたレース運びで6位に入賞を果たした。ジェンソンのレースは1周目終わりのハイドフェルドとの接触で妨げられ、その後、一時はすばらしい速さを見せたが、ポジションを上げるチャンスがなかった。ポイントを再び取れたこと、そして、それに匹敵する走りを見せられたことは満足だ。

Q.今日のレースはどうだったか? また、今後のHondaの展開は?
A.われわれにとって比較的トラブルの少ない週末だったが、これはモナコでは歓迎すべきことで、良いパフォーマンスを見せることができた。フリー走行を通じて、われわれはマシンを進化させ、いかなるコンディションでも力強い走りを見せた。クルサードのアクシデントによって出されたイエローフラッグにより、二人とも予選のトップ10に入れなかったのは残念だった。われわれがポイントを取るために必要で、そのドラマを演出したウエットレースに感謝したい。これから全く性質のちがうサーキットとなるモントリオールでのレースに挑む。新しい低ダウンフォースパッケージと、多くのパーツを用意し、マシンをさらに進化させるのを楽しみにしている。
 

(Honda Racing F1 Team プレスリリース)

モナコGP初日、ホンダのリリース内容です。バリチェロも、そこそこ頑張っちゃってますね。


天候:晴れ 気温:19~20度

第6戦モナコGPの初日フリー走行で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは8番手、ルーベンス・バリチェロも10番手と、二人揃ってトップ10に入る速さを見せた。

Honda Racing F1 Team 初日の展開:
ほぼ同時期に行われた去年のモナコGPは、初日午前中から気温が30度を超えていた。それに比べると今年は、午前10時の時点で19度と、10度以上も涼しい。1回目のフリー走行は、1コーナーの排水溝のフタが浮き上がるという珍しいトラブルで、約10分間の中断があった。このセッションで、二人はマシンセッテイングを中心に26周ずつこなし、バリチェロ8番手、バトン12番手だった。

午後になっても、気温は20度止まり。ただし日差しは強く、体感温度はずっと暑く感じる。午後2時からのフリー走行2回目は、ブリヂストンが改良したスーパーソフトとソフト、2種類のタイヤ評価などを行った。午前中に続いて、このセッションでも、F・アロンソ(ルノー)が1コーナーでガードレールにぶつかったことにより、3分間の赤旗中断があった。

二人のドライバーともに、1分17秒を切るタイムがなかなか出なかった。しかし終盤、上位陣が15秒台のタイムを出す中、一気にタイムを更新し、二人揃って、16秒台前半のタイムを出す。結局、バトンは45周を走って、8番手。バリチェロは32周の走行にとどまったものの、10番手につけた。

ジェンソン・バトン
1回目フリー走行 12番手 1分18秒153
2回目フリー走行 8番手 1分16秒351
Q.再びモナコのレースに戻ってきた感想は?
A.モナコに戻ってきて初日のトラックに出て行くのは、いつだってすごく興奮する。2つのセッションは良かった。はじめからバランスは満足がいくもので、特にハード側(ソフトコンパウンドの)が良かった。午後にはロングランに取り組み、バランスを掴めて、いくつか進展できた。

Q.今日の2回のセッションでどのような進歩があったか?
A.2回のセッションを通して、多くの貴重な情報を得ている。しかし、いつもどおり、やることはまだあり、僕らはまだ期待するポジションションまで来ていない。土曜に行われる予選まで、エンジニアと作業する時間はたくさんある。土曜の予選では良い位置につけられる自信があるし、天候がどのように変わっても、対応できると思う。

ルーベンス・バリチェロ
1回目フリー走行 8番手 1分17秒511
2回目フリー走行 10番手 1分16秒418
Q.今日のプログラムの主な目的は?
A.ここのトラックコンディションはセッションを通してかなり良くなっていくので、僕らのプログラムはマシンセッティングに集中した。僕らはすばらしい仕事をし、午後にはコンペティティブなマシンになった。今日の成果には満足だ。いつものことだが、みんなが、異なったセッティングや燃料で走行を行っているため、まだ他チームと比較し、どの位置にいるかわからない。

Q.今日のパフォーマンスを見て、この週末をどのように予測するか?
A.モナコは誰にもチャンスがあるレースで、特に、予選が重要だ。今日の作業から言えば、いい週末になると期待できる。雨の可能性があり、天候は、間違いなく土曜と日曜の走行を左右しそうだ。

スティーブ・クラーク Honda Racing F1 Team  レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア
Q.今日のフリー走行でのメニューは?
A.午前はレースの準備作業に費やし、午後はセットアップ作業と予選に向けたタイヤ評価を行った。今回のレースで初めて使われるオプションタイヤ(ソフト側:今回、新しく投入されるスーパーソフトコンパウンド)では、どちらのドライバーも完璧といえるような走りができたわけではなかった。しかし、これからトラックでのグリップはずっと良くなっていくから、このサーキットの木曜日としては驚くことではない。予選とレースではオプションの方が期待できると考えている。

Q.このレースに向け、チームは前向きだが、今週末のパフォーマンスに自信はあるか?
A.先週のポール・リカールテストは良かった。われわれのパフォーマンスはバルセロナの時くらいに上がってきている。モナコで過信することは決して賢いと言えない。ここではさまざまな要因がレース結果を左右する。しかし、パフォーマンス面から言えば、ポイント獲得を期待できる。土曜と日曜には雨の可能性があり、それがこのサーキットでの勝敗を分けるキーポイントとなるだろう。どんなチャンスでもうまく活かして、順位を上げていきたい。

(HONDA Press Release)

AutosportWeb:「カスタマーカー反対者は自分勝手」とブラウン

SAF1が撤退に追い込まれた大きな要素の一つが、言わずと知れた「カスタマーカー問題」です。ホンダのロス・ブラウンはこのカスタマーカー問題について、反対する者は身勝手であるとのコメントを表明しました。

ここで反対する者とは、第一にフォース・インディア、そしてそれに同調したウィリアムズを指すものと思います。

ロス・ブラウンは、SAF1の撤退やプロドライブの参入断念問題といったF1自体の利益を損なうに至った出来事の背景にはカスタマーカー問題があり、それは反対者たちが「自らの利益を優先した結果」だと言っています。

SAF1をフォローしてくれたロス・ブラウンには感謝したいですね。それから、カスタマーカー問題は元を辿ればコンコルド協定の曖昧さに端を発しているわけで、この点については将来のF1の発展のために改善していってほしいものです。

最後に。ロス・ブラウンのフォローを打ち消して余りある発言を、毎度おなじみニック・フライがしてしまいました。曰く・・・

まず「F1は資金力のないプライベーター・チームが参戦できる場所か?」という質問に答えなくてはならない。F1では、ギリギリのところで運営しているチームは必然的に最後尾になるという歴史があるし、これからもそうだと思う。F1の本当の使命は、フォルクスワーゲン、アウディなど大きな消費者ビジネスをひきつけることであり、これ以上のプライベーターを増やすことではない。そういうチームは結局アロウズやプロストと同じ立場になるだけだ。

プライベーター・チームは、最初のシーズンは大丈夫だと思って参戦するが、必ず2年目、3年目も継続できるほどの収入を得ることができない。戦う余裕がないのであれば、参入するべきではない。

ここまであからさまなプライベーター不要論は・・・・如何なものでしょうか。まぁた余計な口を滑らせた感がありますね、このお方は。大体、2007年のSAF1の活躍を見ていながらよく「必然的に最後尾」などと言えるものだ。

「バトン11位、バリチェロ14位完走」 5月11日・日曜日(決勝レース) 天候:晴れ 気温:17~18度

 第5戦トルコGP決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは11位、ルーベンス・バリチェロは14位で完走し、スペインGPに続くポイント獲得はならなかった。

Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開:
 通常より1時間遅い、午後3時のレーススタート。その時点で気温17度、路面温度32度のコンディション。各ドライバー、タイヤの選択が分かれる中、今回のレースでF1参戦257回という最多記録を達成するバリチェロはソフト側のオプションタイヤ、バトンはハード側のプライムタイヤでスタートした。

 開始早々、1コーナーの事故で、セイフティカーが導入された。3周目からレース再開。バトン11、バリチェロ12番手で上位陣を追う。ともにかなりの燃料を積んだバトンとバリチェロは、18周目に1回目のピットインから出てきたM・ウェバー(レッドブル)に引っかかり、思うようにペースを伸ばせない。とはいえ上位陣が続々とピットに入ったことで、25周目にはバトン8番手、バリチェロ9番手まで順位を上げる。

 ほぼ中盤の27周目、まずバリチェロがピットイン。15番手でコースに復帰する。そして31周目まで引っ張ったバトンは、すぐ後ろを走るT・グロック(トヨタ)と同時にピットインし、オプションタイヤに履き替える。グロックより前でコースに戻り、11番手を走行する。両ドライバー共に、1回ストップ作戦を取った。

 その後、バトンはN・ピケJr(ルノー)に猛追される展開。しかし35周目にピケJr、さらに続けてH・コバライネン(マクラーレン)にかわされ、13番手を走行する。45周目にピケJrがピットインし、その後、14番手を走行中のバリチェロは、ピケJrに僅差で追われるが、なんとかこれをしのぐ。結局バトンは先行車のピットインで順位を上げ11位、バリチェロ14位で、2戦連続のポイント獲得はならなかった。

■ジェンソン・バトン 11位
Q.今日のレースはどうだったか?
A.何とかスタートポジションから少し順位を上げることができたが、僕らにとっては残念なレースだった。スタートは良く、1周目はすばらしいラップだった。しかし、レース中のペースは期待したほどではなかった。最初のスティントではブレーキのオーバーヒートのため、フロントタイヤに問題が生じ、ややタイムを落とした。そこで戦略を変更し、1ストップにしたのだが、それがとてもうまくいった。残念ながら、ここでは燃料搭載量の影響が非常に大きかったため、2ストップ作戦を取ったペースの速いクルマを抑え込むことは難しかった。これから再びポイント獲得を目指すために、さらなる進歩が必要だ。

■ルーベンス・バリチェロ 14位
Q.257戦目という新記録達成を果たしたレースだっただけに、残念な結果だったのでは?
A. 今日は、僕らには戦うための十分な速さがなく、マシンのパフォーマンスが足りず、残念なレースだった。第1スティントでアンダーステアが出て、トラフィックにもひっかかってしまったので、予定より少し早くピットストップを行い、スペースのあるところに出ようと試みた。その後は、最後まで特に何も起こらなかった。次の2回のテストで、懸命に作業し、ペースを上げていかなければならない。

■ロス・ブロウン Honda Racing F1 Team チームプリンシパル
Q.今日はどのようなレース展開だったか?
A.昨日の予選では競争力に欠けていることに驚いたが、今日のレースはいつもどおりだろうと考えていた。数周の間、両ドライバーがバランスに苦しんでいるのを見て、われわれにはポイントを獲得するだけのペースが不足していることがわかった。そこで、戦略を変え、2台とも1ストップ作戦に切り替えた。主に、後ろにいるクルマからポジションを守るためであり、これは成功した。レース中盤にセイフティカーが入っていれば、ポイント獲得もあったかもしれない。それが今日唯一の可能性だった。

Q.次からのレースに向け、どのような計画をしているか?
A.モナコとモントリオールに備えるため、フランスのポール•リカール•サーキットでテストを行う。さらに、バルセロナで空力のテストを行い、空力開発の性能評価をする予定だ。これまでのレースで最も高いレベルのダウンフォースを必要とするモナコには、見た目にもわかる新パーツを投入する。しかしながら、今年のレースで一番高いダウンフォースレベルが求められるのは、モナコではないと予想している。われわれの予想では、シンガポールがさらに高いダウンフォースを必要とするだろう。モントリオールはそれとは全く違ったタイプのサーキットで、ストレートでの速さが必要とされる。
 

(Honda Racing F1 Team プレスリリース)

トルコGP2日目、FP3および予選を終えてのホンダのプレスリリース内容です。


【Honda】トルコGP予選 バリチェロ12番手、バトン13番

2008年05月11日

第5戦 トルコGP 2日目・予選

「トルコGP予選、バリチェロ12番手、バトン13番手」

5月10日・土曜日(2日目・予選) 
天候:曇りのち晴れ
気温:16~18度

 第5戦トルコGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロ12番手、ジェンソン・バトン13番手に終わり、トップ10進出を逃した。

Honda Racing F1 Team 2日目の展開:
 朝のうちに降雨があり、午前11時からのフリー走行は、ややウェットの路面状態で始まった。開始後は日が射し始め、コンディションは急速に良くなっていく。終盤は、各チーム、オプションタイヤでの走行を開始し、バトン9番手、バリチェロ14番手で走行を終える。トップのM・ウェバー(レッドブル)から16番手のR・クビカ(BMWザウバー)までが、1秒以内にひしめく大接戦だった。

 午後は、晴れ。気温16度、路面温度26度のコンディションで、予選第1セッションが始まった。今回から10チーム20台でのレースとなるため、第2セッションへは1台減り15台が第2セッションへ進める。さらに熾烈な争いが予想される。

 両ドライバーは、1回目のアタックを、ハード側のプライムタイヤで臨み、バトン12番手、バリチェロ18番手。2回目のアタックは、バトンがプライムタイヤ、バリチェロはソフト側のオプションタイヤで第2セッション進出を狙う。バリチェロ12番手、バトン14番手で、次のセッションへ進んだ。

 第2セッション。風が時おり強く吹く天候の中、1回目のアタックでは、二人ともオプションタイヤで臨む。しかし、二人とも第1セッションでのタイムを上回ることができず、バリチェロ11番手、バトン15番手。2回目のアタックはバリチェロはオプションを、バトンはプライムを選択。1回目のタイムを更新したものの、結局バリチェロとバトンは12、13番手に終わり、最終セッション進出を逃した。


■ジェンソン•バトン
3回目フリー走行 9番手 1分27秒766
予選13番手 1分27秒298

Q.今日の予選の感想は?
A.予選ではタイヤの性能を引き出すことに苦戦していたから、13番手という結果に満足すべきなのかもしれない。Q1は悪くなく、僕は2回のアタックともプライムタイヤ(ハード側)で行った。他のドライバーがオプション(ソフト側)で速いようなので、僕もQ2の最初のアタックでオプションに履きかえたのだが、いくつかの理由でそれがうまくいかず、グリップを失った。トップ10よりだいたい0.3秒くらい遅く、プライムに戻しての13番手なので、そう悪い結果ではない。オプションがうまく機能しないのは悩ましいことだが、プライムでのペースはとても良く、特にロングランではそうだ。

Q.ポイント獲得はできないと思うか?
A.この位置からポイントを取りにいくのは簡単ではないが、エンジンにタフなサーキットなので様子を見てみたい。ここはオーバーテイクをするチャンスがあり、いつも楽しんで走っている。明日のレースも楽しみにしている。


■ルーベンス・バリチェロ
3回目フリー走行 14番手 1分27秒946
予選12番手 1分27秒219

Q.予選でQ3に進むことが目標だっただけに、今日の結果は残念に思うか?
A.僕らが思っていたほど、このトルコでは速さがなかった。しかし、みんなが大変努力した。これは、タイヤやグリップレベルというより、バランスの問題で、今日はできる限り努力したと思う。ラップ全体を通してパフォーマンスを発揮することができなかった。第1セクターと第2セクターはいいのだが、第3セクターがうまくいかなかった。今日の結果が、現時点での僕たちのポジションだ。Q3で戦う常連になるために、もう一歩前進しなければならない。


■スティーブ・クラーク Honda Racing F1 Team  レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア
Q.今日の予選ではどんな問題があったのか?
A.タイヤに問題があり、プライムでグリップを得たり、オプションで適正なバランスをとろうと努力した。午前のセッションで2つのタイヤが異なる働きをするのがわかったので、Q1では2人のドライバーに別々の戦略を取った。Q2では、どちらのマシンもトップ10に入るペースがなかった。タイヤの性能を引き出すこと以外には、特別な問題はなく、ここで進歩を遂げられると思っていただけに残念だ。

Q.明日のレースの予想は?
A.レースは非常におもしろいものになるだろう。ここはとても難しいサーキットで、これまでの走行でもコースオフするドライバーがたくさんいた。燃料を多く積んで、タイヤが使い込まれてくると、たくさんのミスやトラブルが発生すると思う。ジェンソンもルーベンスもレースペースには満足していて、2人ともこれまでのところコースオフしていない。われわれがきちんとレース運びをし、一貫したペースを保つことができれば、ポイントの可能性もあるだろう。ぜひそうなるよう頑張りたい。

(Honda プレスリリース)

f1gpnews:バトン、来季もホンダ残留へ

バトンは5/9(金)、自らの来季ホンダ残留は確実だと語ったそうです。と語りつつも、他のチームへの移籍も現時点では完全に除外したわけではないと記事に書かれています。

これは完全に、琢磨・アンソニーのシート問題に対する牽制ですね。

ホンダに残りたいなら残りたいとはっきり言えば良いものを。しっかりと他チーム移籍のオプションを確保しようとする狡猾さが、好きになれない最大の理由ですね。

ところで、このトルコGPにはブルツがいない(本人はルマン出場を優先)とのことですが、トルコGPでのリザーブドライバーの座はどうなっているのでしょう・・・・?

autosport.comの取材に対してニック・フライが応じた記事を、おなじみF1通信さんが翻訳されています。

F1通信:ニック・フライ Q&A :スーパーアグリ撤退について

中身を読むと、SAF1のトルコGP締め出し問題や、ヴァイグル・グループに対する考えを述べています。まぁ、自分を正当化するような虫唾の走る内容です。

トルコGP締め出し問題に至っては、あれはバーニー・エクレストンの判断だったと言及。
仮にそうだとして、なんでニック・フライさん、あなたはその事実を知っているのでしょう?また、日本には「火のない所に煙は立たない」という諺もあります。故に、あなたが締め出し問題に何らかの形で関与していたことについて疑いは晴れません。

せめて、琢磨とアンソニーのことくらい、真剣に考えてあげてくださいね。よろしくお願いします。

これまでSAF1のプレスリリースをお伝えしてきましたが、とりあえず、トルコGPからは代わりにHONDAのプレスリリースを紹介していくことにしたいと思います。

トルコGPで2008年の勢力図がよりはっきりしてくると言われていましたが、幸先はあまり良くないようです。ただ、トラックがウェットコンディションだったようですので、まだまだ勢力図を判断するには材料不足でしょうが。


第5戦 トルコGP 初日フリー走行

「初日はバトン11番手、バリチェロ15番手」

5月9日・金曜日(初日フリー走行)
天候:晴れ 気温:13~14度

 第5戦トルコGPの初日フリー走行で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは11番手、ルーベンス・バリチェロは15番手だった。

Honda Racing F1 Team 初日の展開:
 トルコGP開催直前の日本時間5月6日16時に、SUPER AGURI F1 TEAMのF1活動撤退が正式に発表され、レースは今後10チームでの戦いとなる。

 例年真夏に行われるトルコGPだが、今年は5月上旬の開催。朝夕は、10度以下にまで冷え込む。初日フリー走行も、気温14度、路面温度25度というコンディションで始まった。このセッション、バトンは5番手。一方、今回のレースで、F1参戦257回という最多記録がかかるバリチェロも8番手と、二人揃ってトップ10内に入った。

 午後のフリー走行開始前、雨が降り出した。ほどなく止んだものの、路面はやや濡れている状態。各マシンは浅溝のレインタイヤを履き、走行を始めた。15分過ぎには、ドライタイヤに移行。バトンが6番手の速さを見せるなど、順調なスタートをアピールした。その後は2種類のタイヤでのセットアップ作業に専念。バトン11番手、バリチェロ15番手だった。

■ジェンソン・バトン
1回目フリー走行 5番手 1分28秒919
2回目フリー走行 11番手 1分28秒826
Q.イスタンブール・パークでのRA108のパフォーマンスはどうだったか?
A.午前のセッションのあと、僕らはたくさんの変更を行った。ここではグリップがとても重要だが、最初のコーナーでは不足していた。午後になると、セッション開始直後から良くなっていった。たくさんの異なるセッティングを試した。これから残りの週末に向け、僕らはどの方向に進むべきか理解できていると確信している。

Q.今日のトラックコンディションは有利だったか?
A.午後、最初にトラックに出たときには少しウエットだったが、その後、良くなった。ここはトラクションコントロールなしではとてもタフなサーキットで、たくさんのドライバーがミスしているのが見受けられる。しかし、そのことで観戦はより楽しくなる。僕も、コース外にいるときには楽しんでいた。ここの路面はよりスムーズで、マシンの動きも良い。乗り心地を向上させるための変更もいくつか行ったので、僕にとってはバルセロナよりもマシンのフィーリングが良くなっている。

■ルーベンス・バリチェロ
1回目フリー走行 8番手 1分29秒068
2回目フリー走行 15番手 1分29秒024
Q.今日はRA108にどのような進化があったか?
A.マシンのバランスは午前から良く、僕らの進歩に満足だった。しかし、昼をはさんで行ったメカニカル面での変更で、バランスが変わってしまった。時間内で元に戻すのは難しいくらい大きな変化だったので、何が変わってしまったのかを理解するため、夜も作業をする必要がある。午前のフィーリングに戻すことは可能だと思うし、そうなれば、Q3に進出する可能性も十分あるだろう。

Q.グランプリ参戦257回目となる記念すべき週末だが、どう感じているか?
A.マシンに乗っているときにはいつもどおりの週末であることが一番大切なことだ。ここで僕の家族やチームみんなとお祝いができるのは、とてもすばらしい。しかし、トラックでは何も変わらない。1993年に僕がキャリアをスタートさせたとき、この記録を破ることになるなんて思ってもみなかったが、今の僕にとってはすごく意味のある記録だ。

■スティーブ・クラーク Honda Racing F1 Team  レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア
Q.2回のセッションはスムーズに進んだか?
A.2台ともに問題もなく進んだことが良かった。午前のはじめにトラックが濡れており、午後の開始時点でも雨が降っていた。さらに、ウェバーのクラッシュによって赤旗中断があり、計画通りにプログラムを進めることができなかった。もちろん、それは誰にとっても同じことなので、われわれが対処すればいいだけのことだ。

Q.これからの週末をどう期待しているか?
A.セッションが途切れ途切れになってしまったので、ライバルと比較してどれくらいの速さがあるか計ることはいつも以上に難しい。しかし、ここにはフロントのホイールカバーを持ち込んでいる。これを使用することでパフォーマンスは目に見えて向上する。そのため、まず1台、もしくは2台とも予選トップ10に入って、ポイントを獲得することが現実的な目標だと考えている。

 (Honda プレスリリース)

 

F1キンダーガーテン:

気になる個所を抜粋させていただきます。

--そしてスペインGPを向かえるわけですが、スペインGPの参戦費用は、本田技研がカバーしたのですか?
大島 移動の費用などですね。

--次のトルコGP のためにイスタンブールに向かっていたスーパーアグリF1チームのトラックがパドックへの立ち入りを止められました。ニック・フライ前ホンダFⅠレーシング代表が阻止したという話ですが。
大島 それはありません。

--その前にもヴァイグル・グループのことを小さいかいしゃだとか言った話がありますが。
大島 それは余計なことだったと思います。

--スペインGPの後に、ブラックレーのホンダF1レーシングにスーパーアグリF1チームの2台のマシンが持ち込まれています。風洞テストをするとのことでしたが、この時期に2台の実車風洞というのも妙な話です。
大島 それは(マシン貸し出しの)契約が切れたためです。

--借りているものだから契約更新までは一端返却する、と。
大島 そうです。

--亜久里たんはその前からF1チームをやりたいと言っていました。
大島 2005年の5月くらいに、なんらかの形でホンダF1チームに関わりたいというような希望を聞いていました。

--琢磨がシートを失ったタイミングと、それをなんとかしてあげたいと思った本田技研と、亜久里さんの思いの三つのベクトルが合致したような形だと。しかし、資金が集まらなかった。
大島 (日本を意識して)"Born in Japan"をうたっていたこともあって、スポンサー候補がどうしても日本に限られた。F1は、海外を転戦するけれど、海外で名を売ろうという企業がなかなかいなかったのだと思います。

--佐藤琢磨選手については?
大島 今後考えていきたいと思います。この2年間で大きく成長したと思います。苦しい状況をきちんと受け入れて我慢して走っていました。

--ズバリ、バリチェロがIRLに移籍して、その後に琢磨が座る、というストーリーが考えられますが。
大島 気持ちはありますが、スケジューリングは決めていません。

--トルコGPへは?
大島 明日(コメントは8日に収録=9日)出発します。スーパーアグリF1チームの書類の整理などと、ロス(ブロウン・ホンダF1レーシング・チーム代表)と琢磨の話もしてきます。

formula1.com:FIA Thursday press conference - Turkey

トルコGPの木曜日プレスカンファレンスにおいて、バトンは記者からSAF1について質問され答えています。

該当部分を抜粋します。

Q: (Flavio Vanetti - Corriere della Sera) Jenson, it is said that Honda didn't want the Super Aguri team any longer. What can you say about that, and how bad is it for Formula One to lose a team during the season?
JB:
Personally, I think you need to speak to Oshima-san or Nick Fry who will be here over the weekend. They will be able to give you a much better answer than I can. But obviously for the drivers, for Takuma and Anthony, I'm very sorry for them, because I'm sure it's very difficult doing the first few races and then not having a job racing in F1 from then on, so really just sorry to those guys and hopefully they can get back into Formula One in the future.

バトンの言葉を要訳すると、次のような感じかと思います。(かなり意訳してます。)

SAF1に関しては、私より大島さん(ホンダ)とニック・フライ(HRF1)に聞いた方がいいよ。私より詳細な答えを持ち合わせているからね。ただ、ドライバー達、即ち琢磨とアンソニーについては同情するよ。開幕序盤のレースでかなり厳しい戦いを強いられ、その上その後F1ドライバーとしての職を失ってしまったのだからね。だから本当に同情するし、近い将来彼らがF1の舞台に戻ってこられるよう祈っているよ。

 

ええ。F1の舞台に戻ってきますとも。彼らがF1の舞台に戻ってくるという事はあなたの椅子も安泰ではない・・・かもしれませんよぉ!バトンはん。

一つだけ気になるのは、「ニック・フライに聞いた方が良い」との発言。また一つ、ニック・フライがSAF1撤退の黒幕であることの裏付けが増えましたね。

SAF1 & Honda Racing F1 - Fanさんの「ホンダは悪いの?」にトラックバックさせていただきます。

私がここのところの1~2日で思っていながらしっかりと文字に出来ていなかったことを、SAF1 & Honda Racing F1 - Fanさんはしっかり書いてくれていて、「そうだ、そうだぁ!」と思わずにはいられなかった。

特に、意気揚々とヴァイグルとの共同声明を5/2に発表しておきながら、5/6撤退発表では「疲れた」という論調になっていた点。ホンダ役員会でのやり取りがどうだったのかももちろん気にはなります。ですが、HRF1のCEOのあの方、そうニックフライの策略にはめられて5/6の発表に至ったという感が非常に強く、それが許せない、そう思うのです。

亜久里代表によれば、ホンダの大島さんは、トルコ・インスタンブールサーキットでのSAF1トランスポータ締め出しについて指示は出していないとのこと。ホンダは、これまで常にSAF1を支えてきてくれました。そのホンダを率いる大島さんが嘘を付いているとは思えません。結果、私の中ではニック・フライの暴走としか映らないのです。

今となっては、やはり気になるのは琢磨の今後のことです。ホンダのシートに落ち着くような噂が渦巻いており、そうなってくれれば嬉しいとは思います。ですが、、琢磨がニック・フライの下で彼のファイティングスピリットを如何なく発揮できるかどうか、不安はぬぐえないというのが正直なところです。

 

トルコGPからSAF1のトランスポータが締め出されたというニュースは昨日世界中を飛び回っていましたが、それが事実と裏付ける残念なメッセージが鈴木亜久里代表と佐藤琢磨選手の言葉によって流されました。

 [鈴木亜久里代表]F1-live.com:亜久里代表もトルコの出来事に驚きを隠せず
 [佐藤琢磨選手] takumasato.com:佐藤琢磨からのメッセージ

大変残念ですが、トルコでの出来事は事実と言わざるを得ません。

そして、本日、SAF1は『SUPER AGURI F1 TEAM緊急記者会見』と題する記者会見を16時から都内某所で開催するとの情報が舞い込んで来ました!
taku-style.comさんのところに「報道関係者各位」宛のカラー刷りの記者会見告知文(の一部)が掲載されており、これまた事実のようです。

会見の出席者は鈴木亜久里代表ただ1人だけとのことで、記者会見会場はわかりませんが、taku-style.comさんの所で「速報レポ」してくださるそうです。要チェック!

そしてファンは・・・
takumasato.comのBBSやアグリ場の中で、ホンダ本社に集結してSAF1存続をアピールしよう!という動きが見られます。GW最終日ですし急な話ですのでどれだけの人が集まるのか分かりませんが、この活動がSAF1存続に向けたムーブメントの一助になればと思います。

かく言う私ですが、今日ホンダ本社に行くかどうか(正確には、行かれるかどうか)まだ微妙・・・
すぐにでも駆けつけたいのですが、GW最終日ということもあり、色々と予定行事がありまして。

GPUpdate.net:スーパーアグリ イスタンブールのパドックから締め出される

上記記事によれば、ニック・フライがバーニー・エクレストンに対し、SAF1がトルコGPに出場しない旨を伝えたのだそうです。ヴァイグル・グループの申し入れをホンダの役員会審議にかけようと必死になっている亜久里代表および関係者の状況を尻目に、あたかもこの役員会での審議結果が既に出ているかの如くのフライ氏の行動には驚かされました。

ホンダ役員会のポイントの一つにSAF1の借金返済問題があると言います。ホンダへの借金返済を、マグマ・グループは一括返済提案したのに対してヴァイグル・グループは3年間の分割返済を提案しているのだそうです。ホンダとして資金回転に不安があるわけではないでしょうから、3年での分割返済に難色を示す理由は、ヴァイグル・グループの資金力に疑問符を付けていることに他ならないでしょう。

これじゃぁ、またファンを中心にホンダ不買運動の声が出そうですね。残念ですが。

SAF1が5/2付けでヴァイグル・グループとの共同声明を発表しました。以下、全文転載します。

SUPER AGURI F1 TEAMとヴァイグル(WEIGL)グループからの共同声明

SUPER AGURI F1 TEAMとヴァイグル・グループは、チームの大幅な株式取得についての同意に向けて話し合いの最終段階にある。SUPER AGURI F1 TEAMは、これが今後のレース活動を保証するであろう公正で 理にかなったオファーだと信じている。

鈴木亜久里 SUPER AGURI F1 TEAM チーム代表

「チームとフランツ・ヴァイグル氏がこの短い期間に話し合いを再開することができ、またヴァイグル・グループをホンダの取締役会に再度提示する機会があることを嬉しく思っている。ヴァイグル・グループが提案してくれたパートナーシップであれば、今後レースの見通しを立てることができ、このオファーが現実的なものであると関係者が理解してくれると期待を寄せている」

フランツ・ジョセフ・ヴァイグル ヴァイグル・グループCEO

「ヴァイグル・グループは、SUPER AGURI F1 TEAMにとってこの重要な時期に、公に意見を表明することを決めた。我々はチームのF1選手権参戦のために真摯にサポートすることを、そして、スポンサーやパートナーと共に、チームの将来を保証するために現行の投資を提供する真剣な意思を表明したい」

Leafield, UK / Unterschleibheim, Germany
2008/5/2

この共同声明文を読む限り、両者の想いとしては一致した方向にあるものの、亜久里代表の「このオファーが現実的なものであると関係者が理解してくれると期待を寄せている」とあるように結局はホンダの理解を得るところが最終的なハードルのようですね。

しかし、一方ではホンダF1のニック・フライ氏は次のように述べているようです。

「ヴァイグルのような規模の会社が、競争力のあるF1チームを支援することは不可能に見える。もちろん、我々の知らない他のパートナーがいれば別だが」
(F1通信:「鈴木亜久里、新パートナー候補(ヴァイグル)を提示するもホンダF1は懐疑的」より)

まぁしかし、いつもながらにムカつく発言する方ですね、フライ氏は。
元はといえばフライ氏が紹介したマグマ・グループがあのような裏切り行為に出たのが事の発端なのはご本人も重々お分かりでしょうに・・・

F1コメンテーターの重鎮・今宮純氏が、自身のWebサイト「F1world」の中で『亜久里と琢磨。崖っぷちで見せるレーシングスピリット』という大変興味深い記事を公開されました。

この記事、タイトルが「亜久里と琢磨~~」となっているにも関わらず、内容の中心はバリチェロです。

最近クルサードのシート問題がニュースになりましたが、クルサードにせよバリチェロにせよ、熟練ドライバーとはいえ結果を残せない者は世界でたった22個しかないF1のシートを得続けることは難しいということでしょう。バリチェロに至っては先日のスペインGP前にホンダ残留希望を発表しているようで、この辺りも本人の焦りがにじみ出ている部分かと思います。

そして、「亜久里と琢磨」の引き合いに出されたバリチェロ。その意味するところは・・・・・・・・・
色々な意味で、今後の展開に大注目です。

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