1/21(月)、マイクロソフト主催の"Visual Studio 2008 Ready Day”に参加してきました。
前述の記事の通り、午後のみの参加。
午後は、トラックAとトラックBに分かれて、3コマのセッションが開催されていました。
セッション一覧は次の通り。
- ASP.NETによるAJAX Webアプリケーションの開発
- WCFによる"Webスタイル"サービスアプリケーションの開発 ~AJAX、REST、RSS/Atom~
- 進化するUXアプリケーション開発 ~WPF & Silverlight~
- .NET Framework 3.5によるエンタープライズアプリケーションの開発
- Officeをもっと活用しよう!Office統合型アプリケーションの開発
- Visual Studio Team System 2008で実践する業界プラクティスを用いたソフトウェア開発
で、私はすべてのセッション共にトラックAで午後の半日を過ごしました。ということで、これら3つのセッションについて雑感。
1.ASP.NETによるAJAX Webアプリケーションの開発
デベロッパー&プラットフォーム統括本部・物江修さんのセッションでした。私はこれまでに、数々のマイクロソフトの色々な方々のセッションを聞いてきた経験がありますが、この方は初めてでした。で、ちょっと聞き取りづらかったかなぁ。基本的に、人前でしゃべること自体がまだまだ経験不足な感じがしましたですね。この点、少々残念。
内容については、実は知っていることばかりでしたので特筆すべき事項無し。AJAXのおさらいから入って、ASP.NET AJAXの特徴や構成、ASP.NET AJAX Extensionsが提供するコントロールの紹介とデモ、それからASP.NET AJAX Control Toolkitの紹介、といった感じでした。
終盤は、IIS 7.0の紹介。ASP.NETアプリケーション以外へのWebフォーム認証を適用することが出来る、という点は初めて知りました。これはメモメモ。PHPアプリにASP.NETのフォーム認証をかけるデモが新鮮でした。
<情報リソース>
2.WCFによる"Webスタイル"サービスアプリケーションの開発 ~AJAX、REST、RSS/Atom~
こちらは、同じくデベロッパー&プラットフォーム統括本部のエバンジェリスト、中原幹雄さんのセッションでした。落ち着いて聞くことが出来ましたが、後半、眠気がさしてしまいました。すみません、中原さん。
内容ですが、いわゆるSOAPによるWebサービスの世界とは別に、REST、AJAX、RSS/Atomといった曖昧模糊としたWebサービス群がありこのセッションではそれらを総称して「Webスタイルサービス」と呼んでいました。
この世界は正直、まだまだ勉強不足です。はい。お恥ずかしながら、POX/JSONという用語についてもあいまいな理解しかなかったのですが、メッセージフォーマットの違いの解説があり勉強になりました。
んで、これらWebスタイルサービスを如何にしてVS2008で開発できるか、その具体的なデモが続くのですが、ここらは結構飛ばしに飛ばされていて、正直、ついていけなかったです。
<情報リソース>
3.進化するUXアプリケーション開発 ~WPF & Silverlight~
とりのこのセッションを担当されたのは、エバンジェリストの高橋忍さんです。さすが百戦錬磨の高橋忍さん、トークが小気味良いです。
内容ですが、キーワードはずばり「UX」、即ち「ユーザエクスペリエンス」ということで、要は生産性の高いユーザインタフェース、より直感的なユーザインタフェースを志向しよう、ということですかね。
で、UXを実現するプラットフォームとして掲げられたのが「ASP.NET AJAX」、「WPF」、「Silverlight」でした。
キーワードとして登場するのは、XAML。UIはデザイナ、ロジックは開発者という形で機能分担した開発が理想的ですが、両者の成果物を合体させるときの苦労が従来は並大抵ではなかった、というところから、それを解決するものとしてXAMLが紹介されていましたね。
でそのXAML。ビジュアル開発するために、VS2008を使ってもできるけど、より見栄えのするものを作るには"Expression Blend"だよ、ってことで、"Expression Blend"のデモもありました。ExpressionシリーズはBlendのほかにも"Web"、"Design"、"Media Encoder"とあって分かりにくい部分がありますが、XAMLを書くにはBlendです。
で、XAMLでWPFの開発を行うわけですが、そこでの成果物はいわばWindowsアプリ。つまり、配布コストがかかりますし環境を選びます。(動作OSはXP,Vista,2003のみ)
ということで次に登場するのが、Silverlightです。こちらは、クロスブラウザ、クロスプラットフォームに対応するWebブラウザのプラグインということで、いわゆるFlashの対抗馬と言えば分かりやすい存在。
Silverlightの問題は、原稿の1.0が実はまだマネージドコード開発に対応していなかったり日本語フォントに対応していなかったりする点。そういう意味では、はっきり言ってSilverlight 1.0は実フィールドでの使用はなかなか難しいものがあります。ただ、既にSilverlight 2.0のリリースが見えています。高橋さんの説明では今年の暑い頃には登場する見通しで、その前に3月頃にはベータバージョンがリリースされる予定、とのことでした。今日のデモは、その手前のリリースである"Silverlight 1.1 Alpha Refresh"で行われているようでした。
最後に、また話がWPFに戻って、実はWPFには2つの実行形態があるという説明がありました。即ち、スタンド亜ローン形式である「.exe」と、XAMLブラウザアプリケーションである「.xbap」です。後者は、IE上でレンダリングできますので実質的にWebアプリ的に使用できるように見えます。ですが、現実にはIEから呼び出した時点でアプリケーション全体をクライアントにダウンロードしてきてから実行するような処理形態になりますので、現実にはWebアプリとは呼べませんし、初期実行時の動作も、デモを見る限り厳しい感じがしました。ただし、配布コストという意味ではスタンドアロン形式よりも一日の長がありますね。
<情報リソース:WPF関連>
<情報リソース:Silverlight関連>
以上、メモでした。
<2008/1/22追記>
スコット・ガスリー氏の基調講演、ITMediaで記事になってましたのでリンク張っておきます。
<2008/1/23追記>
スコット・ガスリー氏の基調講演、マイコミジャーナルで記事になってましたのでリンク張っておきます。